エタニティリングとは?特徴や選び方のポイントを解説! DIAMOND DOT LABのブログ。

指輪の基礎知識

エタニティリングとは?特徴や選び方のポイントを解説!

エタニティリングとは、婚約や結婚記念日に贈るリングです。エタニティという言葉には永遠の意味があり、全周にダイヤモンドをあしらっているものが主流となっています。シンプルなデザインのものが多いので、普段使いにも向いています。 贈るタイミングはとくに決まりはありませんが、意味と由来を考えると何らかの記念に贈ることがおすすめです。そこで今回は、エタニティリングの人気の理由と種類、おすすめデザインと選ぶ際のポイントを紹介します。ぜひ、最後までご覧ください。

エタニティリングとは?

エタニティリングは、アームの全周にぐるりとダイヤモンドをあしらったリングのことです。一般的なリングでもアーム全周に宝石をあしらったデザインはありますが、ダイヤモンドをあしらっていることが特徴です。

エタニティリングの意味と由来

エタニティとは英語で「永遠」の意味があります。リングのどこから見てもアームに沿って敷きつめたダイヤモンドが続いていることから、永遠の愛のモチーフとして愛されてきた経緯があります。 もともとは、夫婦の特別な日に夫から妻に贈るジュエリーでしたが、近年ではこれらの由来を含めて、愛を誓うシーンで選ばれる人気のデザインです。

エタニティリング=婚約指輪ではない

永遠の愛のモチーフとして愛されてきたエタニティリングは、愛を誓う・示すシーンで贈ることが多いです。きらきら輝くダイヤモンドの華やかさから、婚約指輪や結婚指輪の候補として検討する方もいます。 しかし、婚約指輪として決められているわけではなく、あくまでもアームの全周にダイヤモンドをあしらったデザインのリングなので、婚約の際にエタニティリング以外を選んでも問題ありません。 また、全周にダイヤモンドをあしらったデザインが好みという場合は、婚約指輪や結婚指輪として選ぶこともできます。

結婚記念日などのジュエリーにもぴったり!

エタニティリングの多くは、アームの厚みや高さが控えめな傾向があり、ダイヤモンドの輝きが派手すぎず地味すぎない華やかさを放ちます。普段使いもしやすいので、夫婦の愛の記念日に贈るにもよいでしょう。 大きな一粒のダイヤモンドをあしらったリングなども美しいですが、つけるシーンがない場合、ずっと収納しておくか眺めるのみになります。そういった意味でも、普段から身につけられる指輪のほうが身近に感じられるでしょう。

エタニティリングの魅力

シンプルなのに華やか、そんな魅力あふれるエタニティリングは、普段からつけていても特別な日につけるとしても、上品な魅力を発揮します。ここではその魅力に迫っていきます。

重ねづけでおしゃれが楽しめる

リングは重ね着けすることでより一層おしゃれを楽しめるものです。石がついていないプレーンなリングとエタニティリングを重ねる場合、ダイヤモンドの輝きを引き立ててくれるでしょう。

また、ダイヤモンドが一粒のソリティアとも相性がよいので、パーティーなどドレスを着るシーンでは、ぜひ重ね着けを楽しんでください。ただ、組み合わせるリングの個性が強すぎる場合は、噛み合わないこともあるため、複数のリングを試着して選ぶことをおすすめします。

手頃な価格で購入できる

0.1ct以下の小粒ダイヤモンドをアームにあしらうエタニティリングは、プレーンなリングに比べて価格は高めの傾向です。しかし、アームの半周にダイヤモンドをあしらったハーフエタニティなら、比較的手頃な価格で購入できます。 ダイヤモンドをあしらった手の甲から見た華やかさは、全周にダイヤモンドをあしらったデザインとほぼ変わりません。仕事やライフスタイルによっては、手のひら側のアームにダイヤモンドがないほうが身に着けやすい場合もあるでしょう。予算はもちろんですが、着ける人に合わせて検討することをおすすめします。

派手過ぎず上品な印象で普段使いしやすい!

プレーンなリングに比べてダイヤモンドの華やかさが魅力のエタニティリングは、上品な雰囲気も演出してくれます。一つひとつのメレダイヤモンドは、小粒でも隙間なくあしらうことでダイヤモンド同士の相乗効果が生まれ、輝きも増すからです。 だからといって派手なわけではなく、バランスのいい上品さがあります。 デザインとしても凹凸が少ないので、普段から着けることにも向いています。ワンランクうえの指先のおしゃれとしても楽しめるでしょう。

エタニティリングの種類

エタニティリングには大きくわけて2種類に分けられます。それぞれの特徴やメリット・デメリットを見ていきましょう。

フルエタニティ

フルエタニティはアーム全周にメレダイヤモンドをあしらったデザインです。見た目にも華やかな輝きがあり、着けているときにリングが回転しても変わらぬ輝きを楽しめることがメリットです。 ただし、全周にダイヤモンドをあしらっている構造上、サイズ直しができないことや、高めの価格帯になるデメリットもあります。メンテナンスもこまめにする必要があるため、その点は理解しておく必要があります。 とはいえ、手の甲・手のひらどちらから見ても華やかに見せたい、どんなシーンでもダイヤモンドの輝きがほしいという方に向いているデザインです。

ハーフエタニティ

ハーフエタニティは、アームの半周にメレダイヤモンドをあしらったデザインです。仕事やライフスタイルによって、手のひら側にダイヤモンドがない方が扱いやすい方に向いています。 また、アームに素材のみの部分があるので、将来的にサイズ直しをすることもできます。ダイヤモンドが半量になることで、手頃な価格帯で購入できることもメリットです。

その一方で、着けているときにリングの正面がズレたときに、プレーンリングの部分が露見してしまう可能性はあるでしょう。リングの正面を常に、手の甲側にする意識が必要な点はややデメリットといえます。

エタニティリングに用いられる石の留め方

エタニティリングの要ともいえるダイヤモンドには、さまざまな種類の留め方(セッティング)があります。セッティングにより輝きや印象が大きく異なり、場合によっては普段使いに向く・向かないケースもあります。今、エタニティリングを検討している方に向けて、代表的なセッティングを解説します。

4本爪留め

リングの素材で爪をつくり、その爪でダイヤモンドを留める技術を「爪留め」といいます。爪留めには4本爪留めと共有爪留めがあり、はじめに4本爪留めから解説します。 ひとつのダイヤモンドを4つの爪で留めるのが4爪留めで、石をしっかり支えて外れにくいことが特徴です。一つひとつの石を留めるため、強度があり着用中のひっかかりを軽減できます。

ただし、爪が独立して見える分、リングの素材の印象が強めに感じられる場合もあります。ゴールドやピンクゴールドなどの素材の場合、ダイヤモンドよりも素材が目立って見える可能性があるでしょう。 素材よりもダイヤモンドを引き立たせたい場合は、ダイヤモンドと相性のよいプラチナやホワイトゴールドを選ぶことをおすすめします。

共有爪留め

共有爪留めは、ひとつの爪で両サイドのダイヤモンドを留める方法で、隣り合うダイヤモンドが爪を共有していることが特徴です。 >施す爪の数を最小限にできるので、ダイヤモンドの輝きを引き立たせることができます。繊細かつ華やかな雰囲気を演出できるセッティングといってもよいでしょう。

一方で、ダイヤモンドのカット面が露出しているので、着用時にひっかかりが起こる可能性があります。また爪が最小限のために強度が高くはないこともウィークポイントです。そのため普段づかいには向かない傾向があります。

レール留め

リングのアームをレールのように彫り、ダイヤモンドを挟み込むように留めるのがレール留めです。爪がない分全体にすっきりした印象になり、上品な雰囲気を演出します。 また、ダイヤモンドがアームのなかで挟まれているので強度があり、表面が平坦になりひっかかりにくいことが特徴です。普段使いしたい場合にも向いていて、カジュアルな装いにもよく合います。

アームの太さにより印象が変化するので、細いものや太いものなどいくつか試着してみるとよいでしょう。

彫り留め

ダイヤモンド周りのアームを彫って爪をつくり、一つひとつのダイヤモンドを留める方法です。ほかのセッティングに比べて高度な技術と専門工具が必要で、熟練の職人の技が光る方法といえます。 仕上がりは爪留めに似ていますが、表面の凹凸が少ないことが特徴です。ひっかかりが少ない分、普段使いしやすいセッティングといえるでしょう。また、ひとつのダイヤモンドを複数の爪で留めるので強度があります。

覆輪留め

一つひとつのダイヤモンドをアームの素材で囲むように留めるのが覆輪留め(ふくりんとめ)です。爪留めに比べてひっかかりが少ないことや、強度が高いセッティングです。 ほかのセッティングとはひと味違い、小さなダイヤモンドが連なっているように見えるので、こうしたデザインが好きな方は検討してみることをおすすめします。

ただし、リングのアーム素材が目立ちやすいことや、ダイヤモンドの輝きを抑えてしまう場合があります。アーム素材とのバランスを考えることも必要でしょう。 個性的なデザインが好みの方や、カジュアルでも着用できるデザインが欲しい方に向いています。

エタニティリングを選ぶ際のポイント

エタニティリングは、プレーンなリングよりも華やかで、きらきら輝く手元を演出してくれることが魅力です。しかし、アームの素材やダイヤモンドの量、セッティングなどで、印象は大きく変わります。 ぱっと見たときの印象やフィーリングで選ぶのもよいですが、ここでは具体的な選び方を解説します。

リングのタイプで選ぶ

フルエタニティのよさは、なんといっても全方向で変わらない華やかさでしょう。一方、ハーフエタニティはメンテナンスしやすく程よい軽やかさがあります。

また、ダイヤモンドの使用量により価格帯が変動するため、どちらを選ぶかは予算との兼ね合いも検討する必要があるでしょう。 どこから見ても華やかな輝きを纏いたいならフルエタニティ、予算を抑えつつ軽やかに身に着けたいならハーフエタニティがおすすめです。

リングの幅で選ぶ

リングの幅は、着けたときの印象に大きく影響します。細いものは指が細い方や手が小さい方、重ね着けしたい方に向いています。幅が太いタイプはリングの存在感が欲しい方、輝くデザインが好きな方、いつまでも長く着けたい方に向いています。 また、アームの素材でも印象が異なり、ダイヤモンドの輝きに重きを置く場合はプラチナやホワイトゴールド、肌なじみに重きを置く場合はピンクゴールドやゴールドといったように、いくつか試着して検討することがおすすめです。

石の大きさで選ぶ

リングの幅により留められる石の大きさが変動します。一般的にはメレダイヤモンドを使うことが多いですが、大きめのダイヤモンドが好みなら幅広、小さめのダイヤモンドの場合は幅細といったように、石の大きさもリングの幅に影響します。 また、石の大きさにより適切なセッティングも変わってくるので、ダイヤモンドの輝き方やセッティング強度、ひっかかりの有無なども含めて試着することがおすすめです。

指にフィットするサイズのものを選ぶ

エタニティリングのうち、ハーフエタニティはデザインによってはサイズ直しができる場合がありますが、フルエタニティは構造上サイズ直しが難しいです。そのため、指にフィットするサイズを選ぶことも重要なポイントです。 もしも、将来的にサイズが変わる可能性がある場合は、サイズ直しができるデザインのハーフエタニティリングもよいでしょう。

シーン別エタニティリングのおすすめデザイン

エタニティリングは年代を問わず身に着けられ、さまざまな記念日を華やかに彩ってくれるリングです。種類やダイヤモンドのセッティング、幅やアーム素材などにより印象が異なるのも魅力のひとつといえるでしょう。 ここでは、シーンに合わせたエタニティリングのおすすめデザインをピックアップするため、これからエタニティリングを贈る際の参考にしてください。

婚約指輪にはフルエタニティがおすすめ

婚約指輪として贈る場合は、ダイヤモンドの輝きに重きを置いたフルエタニティがおすすめです。永遠の意味を持つことや、どの角度から見ても輝く手元を演出できることが理由です。 また、婚約パーティーなどドレスアップする場で着ける場合もあるでしょう。そういった場でもひときわ輝きを放ち、主役を引き立ててくれます。

結婚指輪はレール留めのハーフエタニティがおすすめ

結婚指輪として贈る場合は、ハーフエタニティがおすすめです。さらに、普段の生活のなかでの使いやすさやひっかかりにくさを考慮すると、レール留めのタイプがよいでしょう。 レール留めは上品な輝きを演出できるだけでなく、表面が平坦になるためひっかかりを最小限にできます。見た目もすっきりするので、結婚指輪をつけっぱなしにする方や、あまり外さない方にはぴったりです。

結婚記念日には重ね付けできる細身のものがおすすめ

結婚している方の場合、すでにパートナーに婚約指輪や結婚指輪を贈っている方も多いため、それらのリングと合わせてコーディネートしやすいタイプがおすすめです。とくに幅が細いものだと、より重ね付けしやすいでしょう。 結婚指輪に重ねれば普段のリングに華やかさをプラスできますし、婚約指輪に重ねればゴージャスな演出ができることも考えられます。結婚何年目でも変わらぬ永遠の愛を贈る、そんなステキな演出ができます。

普段使いするなら4本爪やレール留めのものがおすすめ

リングを普段から着ける場合は、衣類などにひっかからないことと強度が高いことがとても重要です。その場合は、4本爪留めやレール留めのリングがおすすめです。 4本爪留めは、4つの爪でしっかりとダイヤモンドをセッティングするため、安定していて強度が高くなります。多少はひっかかる面もありますが、何らかの衝撃によりダイヤモンドが外れるリスクを抑えることができます。

レール留めは、レール状に彫ったアームでダイヤモンドをしっかり固定できることに加え、ひっかかりにくくスタイリッシュなデザインです。ほかのリングと重ね着けしやすいことを考えても、普段使いしやすいでしょう。

ダイヤモンドの輝きを堪能したいなら共有爪のものがおすすめ

エタニティリングは、セッティングやリングの幅によりダイヤモンドの輝きが変わりますが、ダイヤモンドの輝きを最も重視したい場合は、共有爪のデザインがおすすめです。 共有爪は、隣り合うダイヤモンドに対し爪を共有して留めているので、爪の数を最小限にできます。そのため、洗練された繊細さを演出でき、手元に一層の彩りを添えられます。

また、普段は仕事の関係で着けられないためパーティーなど特別な日に着けたいという場合にも、共有爪のエタニティリングならドレスアップしたスタイルにうってつけでしょう。

エタニティリングを身につける際の注意点

美しいダイヤモンドの輝きが魅力のエタニティリングは、身につける際に気をつけたい注意点があります。 また、定期的にメンテナンスをすることで、より一層の輝きを増すほか長く楽しむことができます。リングを身につける際の注意点と、メンテナンス方法を確認していきましょう。

強い衝撃に注意する

エタニティリングはたくさんのダイヤモンドをあしらっているために、強い衝撃を受けた場合、ダイヤモンドが取れてしまう可能性があります。石のセッティングによっては、なにかにひっかけたことがきっかけになり、落ちてしまうこともあるでしょう。 また、プレーンなリングよりも金属部分が少なめの構造のため、強い衝撃や圧力が加わったときに、アームが変形することも考えられます。

こうした万が一のことに備えるためにも、ダイヤモンドがひっかかりやすいシーンや、強い衝撃や圧力を受ける可能性がある場所では、外しておくことをおすすめします。

定期的にメンテナンスをする

エタニティリングは、何十年経過しても劣化しないダイヤモンドがたくさん付いています。世界中で愛されるダイヤモンドの輝きを保つには定期的なメンテナンスが欠かせません。ここでは毎日の生活のなかでできる、リングのメンテナンス方法を解説します。

やわらかい布で拭く

普段のメンテナンスは、乾いたやわらかい布で拭き取る程度で十分です。優しく拭くだけでもちょっとした皮脂汚れやダイヤモンドのくすみを落とすことができます。 このとき使用する布は、爪にひっかからないタイプがよいでしょう。たとえば、メガネレンズケア用の布などがおすすめです。

中性洗剤を入れたぬるま湯で洗う

ダイヤモンドを留める爪のメンテナンスをする場合は、中性洗剤を入れたぬるま湯とやわらかい歯ブラシを使います。コップ一杯のぬるま湯を用意して、中性洗剤を数滴たらします。 リングをそのなかに入れて数時間程度おき、汚れが浮いてきたところを歯ブラシで優しくこすってください。このとき、優しくなでるようにこすることがポイントです。その後はリングを水で洗い流して、乾いた布で細部まで優しく拭き取ります。

自宅でできるセルフメンテナンスは、必ず中性洗剤を使用することが基本です。汚れ具合にもよりますが、月に1回程度を目安としておき、そのほかでは汚れに気づいたときに実施するとよいでしょう。

ジュエリーショップでクリーニングしてもらう

多くのジュエリーショップでは、ジュエリーのクリーニングサービスを提供しています。購入した店舗に持参してクリーニングを依頼しましょう。とくに、セルフメンテナンスでは取り切れない汚れがある場合などにおすすめです。 また、常にエタニティリングをつけっぱなしにしている場合は、年に数回程度などのように、一定期間でクリーニング依頼するのもよい方法です。

こちらの記事では、結婚指輪を常に身に着けたまま過ごす方はどの程度の割合なのか紹介します。結婚指輪を外したほうがよいシーンも解説するため、ぜひあわせてご覧ください。

エタニティリングを購入するには

エタニティリングは、世界中で愛されるダイヤモンドをたくさんあしらった、永遠の愛を伝えるリングです。 近年は、長年受け継がれてきた由来や意味、デザインの愛らしさが人気となり、婚約指輪や結婚指輪、結婚記念日のプレゼントとしても選ばれています。

DIAMOND DOT LABは、近年話題のラボグロウンダイヤモンドの専門店です。豊富な経験と専門知識を持つスタッフが、一生寄り添うリング選びをお手伝いします。エタニティリングを購入する際は、ぜひDIAMOND DOT LABにご相談ください。

まとめ

今回は、永遠の愛の意味を持つエタニティリングについてご紹介しました。長きにわたり愛されてきたデザインは、世界中から愛されるダイヤモンドの輝きが美しく、年齢を問わず着けることができます。 エタニティリングを単体で着ける場合、シンプルでも存在感があり、派手すぎず地味すぎない上品さを演出できます。アームの幅によっては重ね着けすることで、既存リングの価値を高め、両者の相乗効果から得られる華やかさも体験できるでしょう。

ブライダルリングとしてはもちろん、パートナーに愛を伝えたいときにもエタニティリングはおすすめです。ぜひ、この機会にエタニティリングを贈ってみてはいかがでしょうか。 一生に一度の結婚指輪にラボグロウンダイヤモンドを検討中の方は、まずはDIAMOND DOT LABのサイトをご覧ください。