結婚指輪をつけっぱなしにしている人の割合は?ずっと身につける際の注意点を解説! DIAMOND DOT LABのブログ。

指輪の基礎知識

結婚指輪をつけっぱなしにしている人の割合は?ずっと身につける際の注意点を解説!

結婚指輪はつけっぱなしでいいのか、迷う方もいると思います。意外とつけっぱなしにしている方の割合は多いです。しかし、ダイヤなどの石がついている場合や、ゴールドやプラチナなどの素材によっては、適切な付け方が必要な場合もあります。 結婚指輪に関する、法の定めやしきたりなどは明確にはありませんが、正しい身につけ方を知ることで、いつまでも美しい状態を保てるでしょう。今回は、結婚指輪をつけっぱなしにしている方の割合と、つけっぱなしにするメリット・デメリットを紹介します。外したほうがよいケースも解説するので、ぜひ目を通してください。

結婚指輪をつけっぱなしにしている方の割合

結婚指輪を24時間つけっぱなしにしている方は、夫婦の平均で50.2%、男性47.6%、女性52.7%となっています。これは、結婚何年目かによって変動しますが、既婚者の約半数がつけっぱなしにしていることがわかります。 仕事の関係や、指輪の素材・デザインによっては、どうしても外さなければならない人もいるので、ライフスタイルの違いを考慮すると、意外とつけっぱなしにしている人が多い結果といえるでしょう。

結婚指輪をつけっぱなしにする主な理由やメリット

結婚指輪はつけっぱなしにすることで、ひと目で周囲に結婚していることを示せるなど、ほかにもいくつかの理由があります。ここでは、つけっぱなしにする理由やメリットについて見ていきましょう。

失くす心配がないから

結婚指輪を外したときに失くさないために、つけっぱなしにする方は多くいます。指輪を外したときに、衣類のポケットにしまったり、どこかに置いたりして、そのまま失くしてしまうことがあるためです。 たとえば、料理をするために外しただけなのに、どんなに探しても見つからなかった、といったケースも考えられます。ジュエリーのなかでも、結婚指輪はコンパクトなものなので、失くさないためにつけっぱなしにするのもひとつの対策になります。

2人の絆が感じられるから

夫婦の絆や愛の証として、つけっぱなしにする方も多いです。夫婦がいつもお互いに指輪をつけていることで、誓った愛を再認識できるという方もいます。結婚指輪は結婚した証というよりも、肌身離さず身につけておく行為に価値があるとも解釈できます。 結婚指輪をつけっぱなしにすることで、お互いの愛を確認できる、絆を深められるという方もいるでしょう。休日などふとした瞬間に、パートナーの結婚指輪を見て、愛情を感じられる時間も結婚指輪ならではです。

指のサイズが変わってしまったから

結婚したときから指のサイズが変わってしまい、指輪を外せなくなったためにつけっぱなしにする方もいます。これは性別に関係なく、結果的につけっぱなしになっている状態です。 外せなくなる前に、サイズの調整をしておくことをおすすめします。

結婚指輪をつけっぱなしにするデメリット

結婚指輪をつけっぱなしにする多くのメリットがある一方で、デメリットもあります。つけっぱなしにする際に、気をつけたいポイントを解説します。

指輪の内側が不衛生になりやすくなる

指輪は指に密着した状態になりやすいため、長時間つけっぱなしにしておくと、汗や皮脂汚れなどで不衛生な状態になりがちです。指のわずかな部分だとしても、不衛生な状態が続くのは、肌への影響も心配です。 指輪をつけっぱなしでお風呂に入る方もいますが、指とアームの間に水分が入り込んでしまうことも考えられます。長時間湿ったままでは、衛生的によくありません。そのため、定期的に指輪を洗浄する、指輪を外して手を洗うといった習慣が必要です。

指輪に傷や汚れがつきやすくなる

指輪をつけっぱなしで家事や仕事をする場合、指輪に傷や汚れがつくリスクが高まります。生活や仕事のなかで、さまざまな物に触れる機会が多いので、細かい傷や汚れは避けられないでしょう。

結婚指輪を美しい状態で保ちたい場合は、つけっぱなしにするかどうかを検討したほうがよいでしょう。しかし、結婚指輪をつけっぱなしにしておく方のなかには、指輪の傷に対し、傷がつくほど長い期間一緒に過ごしてきた実感が湧くといった方もいます。

結婚指輪はつけっぱなしでも問題ない?

結論から言うと、結婚指輪はつけっぱなしでも問題はありません。汚れが気になる場合は、乾いた布で拭く、たまにはジュエリーショップで洗浄してもらうなど、日頃からメンテナンスを心がけていれば、衛生面でもよい状態を保てるでしょう。 ダイヤなど石がついている場合は、爪がしっかり石を留めているものをおすすめします。爪が持ち上がっていたり、爪が薄くて強度に欠ける場合は、生活のなかでなにかに引っかかってしまう可能性があります。しっかり爪で留めてある指輪であれば、つけっぱなしでも問題ありません。

職場でアクセサリーの着用が禁止されている場合は、結婚指輪を外して、適切に保管することをおすすめします。たとえば、医療・介護系、飲食関係、製造業などの職場では、アクセサリーを禁止にする傾向があります。その際は、会社のルールに従うのが社会人のマナーといえるでしょう。

結婚指輪を外した方がよい8つのシーン

日常生活では、結婚指輪をつけたままでも大きな問題はありません。しかし、衛生面や安全性を確保する観点からみると、指輪を外したほうがよいシーンもあります。 指輪の素材によっては、指輪そのものにダメージを与えてしまう場合や、ケガや事故のリスクを高める場合もあります。ここでは、日常生活のなかで結婚指輪を外した方がよいシーンを解説します。

家事をするとき

食器の洗い物など、家事をするときは指輪を外しておくほうが安心です。指輪は水に濡れても、ダメージを受けることはほぼありませんが、食器洗い用洗剤の成分によっては、傷がついてしまうことがあります。なかでも、弱アルカリ性の食器洗い用洗剤には注意が必要です。

また、調理をするときも外すことをおすすめします。たとえば、ハンバーグのようにこねる工程がある場合や、生の肉や魚を調理する場合は衛生的にも外すようにしましょう。

力仕事をするとき

重いものを持つなど、力仕事をするシーンでも指輪を外しておくことをおすすめします。指輪が荷物に触れてすべる可能性や、力の入れ具合によって、指輪が変形するおそれがあるからです。とくに、ダイヤなどの石がついている結婚指輪の場合、石が外れてしまうことも考えられます。

入浴するとき

入浴する際に、入浴剤の成分によっては指輪にダメージを与える可能性があるため、外すことをおすすめします。また、入浴中にボディーソープなどで指輪が外れてしまい、流してしまうリスクもあります。 なお、温泉の場合は、温泉の成分で金属が変色してしまう可能性があるため、入浴する際は外しておくほうが安心できるでしょう。

スポーツをするとき

スポーツをするときは、事前に外しておくことをおすすめします。指輪に傷がついたり、変形したりするおそれがあるからです。たとえば、テニスなど手に用具を持って楽しむスポーツの場合、ラケットを強く握ることで指輪に傷がつくことがあります。 また、ジムで運動する場合ならダンベルなどを持つ際に、指輪に負荷がかかり変形する可能性もあるでしょう。スポーツにより汗をかくことで、指輪が汚れることも考えられます。そのため、スポーツをする際は事前に外しておきましょう。

整髪料をつけるとき

整髪料をつける場合は、結婚指輪を外しておきましょう。指輪が整髪料で汚れてしまうからです。ヘアセットする際に、ワックスやスプレーなどを使う方も多いですが、ダイヤなど石がついている指輪の場合、石の輝きを曇らせてしまうこともあります。また、指輪の爪が髪の毛にひっかかってしまう、といったことも考えられるでしょう。

極端に暑い・寒い場所に行くとき

極端に暑い場所や寒い場所に行くときは、指輪は外すほうが安全面でもおすすめです。たとえば、一般的なサウナは80度~100度と高温なので、指輪が熱を帯びてしまうことも考えられます。そうなれば、アームが触れている部分を火傷してしまう可能性もあるでしょう。 逆に、スキー場など寒い場所では、指輪が冷えすぎてしまい、凍傷の原因になることもあります。このような極端な温度の場所にいくときは、安全面を考慮して指輪を外しておきましょう。

寝るとき

寝るときは、個人の考え方にもよりますが、なるべく外すほうがよいでしょう。帰宅してからはリラックスしたい、寝具にダメージを与えないといった目的があります。帰宅後はオフモードに入り、リラックスするために指輪を外すという方も意外といます。 また、装飾が施されている指輪の場合は、寝具を引っ掛ける可能性もあるので、ダメージを避けるために外す方も少なくありません。いずれの場合も個人の判断によるところになりますが、寝るときに指輪が気になる場合は外して寝るとよいでしょう。

つけっぱなしにする結婚指輪のおすすめ素材・デザイン

結婚指輪をつけっぱなしにする場合、負担の少ない素材やデザインの方が、きれいな状態を維持しやすいです。素材によって強度や軽さ、ダメージの受けにくさなども違うので、今後、結婚指輪をつけっぱなしにしたい方は、ぜひ参考にしてください。

つけっぱなしに向いている素材

結婚指輪をつけっぱなしにするには、素材選びが重要です。つけっぱなしに向いている、指輪の素材から解説します。これから結婚指輪を購入予定の方は、それぞれの特徴について把握しておきましょう。

プラチナ

プラチナは、指輪につかわれる素材のなかでも、長く輝きを保ち、変色や変質を起こしにくいことが特徴です。プラチナは、結婚指輪を購入する方の約8割に選ばれるなど、優秀な素材です。 また、プラチナは純度が高いほど傷つきやすく変形しやすいため、純度の高いものよりもハードプラチナと言われる純度95%(Pt950)や純度90%(Pt900)のようなパラジウムなど他の金属を合わせているものが、メンテナンスの手軽さなども含め、つけっぱなしに最適な素材だといえます。

イエローゴールド

イエローゴールドは、プラチナに次いで人気の素材です。腐敗や酸化しにくく、黒ずみが目立ちにくいことが特徴です。金の含有量により24金、18金、14金、10金に分けられています。含有量が最も多い24金は軟らかいため向きませんが、銀・銅・パラジウムなどを25%含む18金は、結婚指輪の素材として多くの方々に親しまれています。 14金や10金も強度では問題ありませんが、ゴールドの輝きや腐敗・酸化などのリスクから考えると18金が最も適しているでしょう。

ピンクゴールド

ピンクゴールドは、ゴールドのなかでも、ほのかにピンク色を帯びた素材で、肌なじみもよいことから人気が高まっています。ほのかなピンク色は、強度の高い銅を混ぜているためで、イエローゴールドよりも強度では優れています。 しかし、銅は硫黄成分で変色しやすいので、温泉に入るときや入浴剤をつかうときには注意が必要です。このような性質からつけっぱなしには向いているものの、硫黄成分に触れないよう注意しなければなりません。

ホワイトゴールド

18金のイエローゴールドをベースにほかの金属を混ぜて、ロジウムという金属でメッキをかけたものがホワイトゴールドです。ロジウムメッキを施したあとのホワイトゴールドは、プラチナと見分けがつかないほど、美しい白銀色になることが特徴です。 なかには、ロジウムメッキを施さない場合もありますが、それでもわずかに黄みがかってはいるものの美しい白銀色を楽しめます。

強度に優れ、軽くて購入しやすい価格帯が多いことから、結婚指輪の素材としても人気があります。ただ、ロジウムメッキ仕様の場合、サイズ直しできない場合や、サイズ直しができたとしても再メッキとなるケースがあることは覚えておきましょう。 メッキなしのホワイトゴールドも、わずかに黄みがかった独特の色合いがとても美しいものです。お好みに合わせて選ぶとよいでしょう。

他にも、メッキなしでパラジウム配合のホワイトゴールドもあります。プラチナに比べてややグレーがかった落ち着いた色合いになりますが、プラチナ同様に長く輝きを保ち、変色や変質を起こしにくく、耐久性はメッキよりも優れています。

つけっぱなしに適しているデザイン

つけっぱなしにする結婚指輪の素材を紹介しましたが、つけっぱなしにするならデザインも重要なポイントになります。第一に、毎日の生活に支障がないシンプルなデザインが最適です。結婚指輪はそもそも、つけっぱなしにすることを想定したデザインや素材が多くなっています。 たとえば、アームにウェーブが入ったS字リングや、指輪の内側の角を丸くなめらかに削った内甲丸の指輪などは、シンプルでも存在感がありつけ心地もよいです。小さなダイヤや誕生石などをあしらった指輪の場合は、凹凸なく石を留めているデザインがよいでしょう。

つけっぱなしの結婚指輪のメンテナンス方法

指輪をつけっぱなしにすると、どうしても汗や皮脂汚れなどが付着することから、定期的なメンテナンスが必要になります。気づいたときには汚れがこびりついていた、という場合もあるでしょう。せっかくの結婚指輪を美しく保つためにも、セルフクリーニングすることが重要です。ここでは、自分でできるメンテナンス方法を紹介します。

乾いた布でやさしく拭く

指輪のセルフクリーニングの基本となるのは、乾いた布で拭き取ることです。指輪を外したときに、さっと水洗いをしてからジュエリー用のクロスや、やわらかい乾いた布で優しく拭き取りましょう。 一見すると、単純な方法だと思う方もいると思いますが、皮脂汚れやホコリなどの軽微な汚れは、乾いた布で拭き取ることで落とせます。指輪の素材や石の有無に関わらず、基本となるセルフクリーニング方法です。 定期的に実施することをおすすめします。

中性洗剤を溶かした水で浸けおき洗いをする

長くつけっぱなしにしていて、汚れが気になるようになった場合は、中性洗剤を溶かした水で浸け置き洗いをしてみましょう。35度程度のぬるま湯をコップ1杯程度用意して、中性洗剤を数滴たらします。このとき、食器洗い用洗剤などの、中性洗剤をつかうことが重要です。 そのなかに指輪を浸けますが、汚れが気になる場合は一晩ほど浸けておきましょう。次に、歯ブラシや絵筆などのやわらかいブラシで軽くブラッシングします。石を留める爪の部分は、丁寧にブラッシングするのがコツです。また、石のなかでも、オパールやエメラルド、パールなどは洗浄に弱いので、浸け置き洗いは避けましょう。

このとき、アームの部分は強くこすらず、なでるようなイメージで汚れを落としてください。指輪の汚れが落ちたら、水洗いをしてやわらかい乾いた布で拭き取ります。汚れ具合にもよりますが、月に1回程度を目安にするとよいでしょう。

ジュエリー店でクリーニングしてもらう

ジュエリー販売店の多くは、クリーニングサービスを行っています。結婚指輪の素材や石など一つひとつに合わせたクリーニングをしてくれるので、購入店にクリーニングを依頼するのもひとつの方法です。 アフターサービスとして、無料クリーニングしてくれることがほとんどなので、セルフクリーニングに自信がない場合や、セルフクリーニングで落とせない汚れなどは、ジュエリー販売店に依頼してみるとよいでしょう。

こちらの記事では、職場での結婚指輪のマナーについて解説しています。職場でも身につけられる指輪を選ぶポイントも取り上げているため、ぜひ併せてご覧ください。

まとめ

今回は、結婚指輪をつけっぱなしにしている人の割合をはじめ、つけっぱなしのメリット・デメリット、外すべきシーンなどを解説しました。結婚指輪には、つけっぱなしにする決まりなどはありませんが、夫婦の愛情や絆を象徴するものとして、既婚カップルの約半数がつけっぱなしにしています。

長くつけていることで、汚れや傷など気になることも出てきます。場合によっては、サイズ変更が必要なときもあるでしょう。DIAMOND DOT LABでは、結婚指輪をはじめ婚約指輪、プロポーズリングなど、2人の未来に寄り添う指輪選びをサポートしています。 お客様にとって最適な提案を行い、すべての結婚指輪にクリーニングサービス・傷を修復するポリッシュサービス・サイズ直しや、歪み補正などのアフターサービスを用意しています。なお、金属アレルギーなどの相談も随時対応しているので、結婚指輪のことならなんでもDIAMOND DOT LABにご相談ください。