指輪のサイズを知りたい!測る方法や注意点などを解説
大切な人に贈る婚約指輪や結婚指輪を選ぶときに気になるのが、指輪のサイズです。サプライズで用意したい方も、2人で一緒に選びたい方も、正しいサイズを把握しておくことで、指にぴったりとフィットする特別なリングを選べます。
この記事では、指輪サイズの基本知識や家庭でできる測り方、サプライズでの測定テクニック、そして万が一サイズが合わなかったときの対処法までを解説します。
指輪のサイズ一覧
指輪のサイズは「号」という単位で表され、1〜30号まであります。1号は内周40.8mmで、号数がひとつ上がるごとにおよそ1mmずつ大きくなります。
【指輪サイズ(号数)表】
| 1号~15号 | 16号~30号 |
| 1号:40.8mm 2号:41.9mm 3号:42.9mm 4号:44.0mm 5号:45.0mm 6号:46.1mm 7号:47.1mm 8号:48.2mm 9号:49.2mm 10号:50.3mm 11号:51.3mm 12号:52.4mm 13号:53.4mm 14号:54.5mm 15号:55.5mm | 16号:56.6mm 17号:57.6mm 18号:58.6mm 19号:59.7mm 20号:60.7mm 21号:61.8mm 22号:62.8mm 23号:63.9mm 24号:64.9mm 25号:66.0mm 26号:67.0mm 27号:68.0mm 28号:69.2mm 29号:70.2mm 30号:72.3mm |
【日本人の平均的な指輪サイズ】
一般的に、女性の平均は8〜10号、男性は13〜18号といわれます。ただし、年齢や体型によって大きく変わります。
| 年代別平均サイズ(薬指) | 指別の平均サイズ | 身長・体重別の薬指平均サイズ(20~40代) |
| 10~20代:5~10号 30~40代:9~11号 50代以上:10~15号 | 小指:3~5号薬指:8~11号 中指:12~15号 人差し指:11~14号 | 145~150cm、45~50kg:5~7号 151~155cm、50~55kg:6~9号 156~160cm、50~55kg:7~10号 161~170cm、55~60kg:9~12号 |
また、スポーツをしている方や楽器演奏をしている方は、指の筋肉や関節が発達し、サイズがやや大きくなる傾向があります。
家にあるもので指輪のサイズを測る方法
専用のリングゲージがなくても、家にあるものを使っておおよその指輪サイズを測ることができます。ここでは代表的な方法を紹介します。
【紙を使う方法】
用意するものは、細長い紙、定規、細めのペン、セロハンテープです。
- 測りたい指の一番太い部分(関節)に紙を巻きつける
- 指にぴったり沿わせ、テープで固定する
- 重なった部分にペンで印をつける
- 紙を外し、印から印までの長さを測る
- サイズ表と照らし合わせて号数を確認する
【糸を使う方法】
紙の代わりに太めの糸や毛糸を使う方法です。糸のほうが指に馴染みやすく、測定がしやすい場合があります。
- 糸を指の一番太い部分に巻く
- 重なった部分に印をつける
- 糸を伸ばして長さを測る
- サイズ表で確認する
【メジャーを使う方法】
布製の柔らかいメジャーがあれば、さらに簡単です。関節部分に巻きつけて目盛りを読み取り、サイズ表に照合します。
【持っている指輪を測る方法】
パートナーが普段つけている指輪があれば、その内径を定規で測り、サイズ表の円周と比較すれば号数がわかります。
ただし、自宅での測定はあくまで目安にとどまります。大切なプレゼントや結婚指輪を選ぶ場合は、ジュエリーショップでプロに測ってもらうのがもっとも確実です。
指輪のサイズを測る際の注意点
指輪のサイズは、その日の体調や時間帯によって変わることがあります。とくに測定時には、次の点を意識するとよいでしょう。
- 測る時間帯
- 指輪のデザイン
測る時間帯
指は血行やむくみの影響で大きさが変わります。
- 朝はむくみやすく、サイズがやや大きめに出ることが多い
- 昼から夕方は比較的安定しており、測定に適した時間帯
- 夜は疲れや食事の影響でむくむことがある
測定のコツとしては、時間を変えて2~3回測ることがおすすめです。飲酒後や塩分を多くとった直後は避け、体調がよい日に測るようにしましょう。
一般的に、むくみによって0.5~1号ほど変動することがあります。この幅を考慮して測ると、より確実なサイズを把握できます。
指輪のデザイン
同じ号数でも、デザインによって着け心地は大きく変わります。購入を考えている指輪のタイプを意識して測定しましょう。
【幅広タイプの指輪】
指に触れる面積が広いため、圧迫感を感じやすくなります。とくに7mm以上の幅広リングは注意が必要で、通常より1~2号大きめを選ぶのがおすすめです。
【内甲丸デザイン】
内側が丸くカーブしているため、指通りがよく小さめサイズでも快適に着けられます。
【エタニティリングなど】
石が一周に並んだデザインはサイズ直しが難しく、慎重なサイズ選びが欠かせません。
最終的には、実際に購入予定のデザインを想定し、ジュエリーショップで試着して確認するのが安心です。
こちらの記事では、プロポーズの準備について解説しています。
プロポーズに最適な日にちや場所も取り上げているため、ぜひあわせてご覧ください。
こっそり指輪のサイズを測るコツ
サプライズでプロポーズを考えているなら、パートナーに気づかれずにサイズを調べたいところです。実は、いくつかの工夫をすれば自然にサイズを知ることができます。
ここからは、試しやすい方法を紹介します。
- サイズ直しができる指輪をプレゼントする
- プロポーズリングを活用する
- パートナーの指輪を借りる
- 直接サイズを聞く
サイズ直しができる指輪をプレゼントする
もっとも安心な方法は、サイズ直しが可能な指輪を選ぶことです。多少サイズが違っても、後から調整できるのでプロポーズの瞬間を優先できます。さらに、後日パートナーの好みに合わせて微調整できる点も魅力です。
ただし、注意点もあります。サイズ直しは一般的に3号程度までが限度で、エタニティリングなど一部のデザインでは対応できません。また、費用や時間がかかることもあり、大幅な変更では仕上がりに影響が出る場合があります。
購入前には、必ず「サイズ直しが可能か」「どの範囲まで対応できるか」を確認しておきましょう。
プロポーズリングを活用する
プロポーズリングとは、プロポーズの瞬間に渡すための「仮の指輪」のことです。プロポーズの場面では憧れの「箱パカ」演出を実現でき、後日2人で改めて好みのデザインを選べるというメリットもあります。
プロポーズリングの特徴は次のとおりです。
- サイズやデザインを事前に悩む必要がない
- プロポーズの感動を最優先できる
- 後日、パートナーの希望に沿った指輪を選べる
プロポーズリングなら、感動のひとときを大切に守りながら、パートナーと一緒に理想の指輪を選ぶ楽しみも共有できます。
DIAMOND DOT LABでは、サプライズでプロポーズをしたい方に向けた「プロポーズリングサービス」をご用意しております。サイズやデザインなどのヒヤリングはもちろん、時間がない方のためには即日でリングのお渡しが可能ですので、ぜひ一度ご相談ください。
パートナーの指輪を借りる
普段パートナーが身につけている指輪を借りてサイズを調べる方法もあります。さりげなく行うことで、サプライズを保ちながら自然にサイズを確認できます。
たとえば、寝ている間にそっと外して測る方法は少し難易度が高いですが、うまくいけば自然にサイズを把握できます。あるいは「掃除するから外しておいて」と声をかけて預かったり、友人に協力して遊びの延長で借りたりする工夫もおすすめです。
この方法を試すときには注意も必要です。左手薬指以外の指輪では正しいサイズが分からないうえ、左右の手でもサイズが違うことがあります。
測定の方法はシンプルです。借りた指輪の内径を定規で測ったり、自分の指にはめて止まった位置を記録したり、紙の上に置いて内側をなぞったりすることで目安を得られます。
直接サイズを聞く
もっとも確実な方法は、やはり素直にサイズを聞いてしまう方法です。この方法なら正しいサイズを100%把握でき、好みのデザインについても一緒に確認できます。指輪選びそのものを2人で楽しめるため、安心して準備を進められます。
聞き方を工夫すると、自然な流れで質問できます。たとえば「友人の結婚指輪を見ていて気になったから」と切り出したり、「ペアリングを買おうと思って」と軽く話題にしたり、「将来のために知っておきたい」と伝えたりする方法があります。
最近では、2人で一緒に指輪を選ぶのが主流になりつつあります。サプライズ感は控えめになりますが、お互いに納得しながら選べる点で安心感が高く、満足度の高い方法として人気を集めています。
指輪のサイズが合わなかった際の対処法
せっかく用意した指輪がぴったり合わなくても、心配する必要はありません。指輪には後からサイズを調整したり、工夫を取り入れたりする方法がいくつもあります。大切なのは慌てずに、状況に合った最適な対応を選ぶことです。
サイズが小さかった場合
指輪がきつくて入らない、あるいは無理に入れようとすると痛みを感じることがあります。そんなときは無理をせず、いくつかの方法を検討しましょう。
- 購入店・修理専門店へ相談する
- 合う指に付ける
- ネックレスにする
購入店・修理専門店へ相談する
もっとも確実なのは、購入店や専門店に相談する方法です。購入直後なら、レシートや保証書を持参すればサイズ直しに応じてもらえることもあります。時間が経っている場合は、リフォーム専門店でサイズ直しが可能です。
合う指に付ける
サイズ直しをしない場合は、別の指に着けるという方法もあります。薬指用に選んだ指輪でも、中指や人差し指につければファッション性が高まり、ペアリングとして楽しむことも可能です。思い出の品として大切に身につけられる点も魅力です。
ネックレスにする
サイズが合わない指輪は、ネックレスとして活用するのもひとつの方法です。チェーンにそのまま通してペンダントトップにしたり、専用の指輪ホルダーを使えばおしゃれに身につけられます。革紐やシルクコードを合わせれば、カジュアルな雰囲気でも楽しめます。
サイズが大きかった場合
指輪がゆるくて抜けやすいと、落としてしまう不安があります。そんなときもいくつかの方法で調整や工夫ができるため、自分に合った対処法を選びましょう。
- 購入店・修理専門店へ相談する
- 調整用アイテムを活用する
- 指輪を重ね付けする
購入店・修理専門店へ相談する
指輪が大きい場合は、購入店やジュエリー修理の専門店で「サイズ直し」を依頼するのが安心です。サイズを小さくしたり大きくしたりするには、指輪の一部をカットして再度つなぎ合わせる方法や、カットした部分に金属を足して再度つなぎ合わせるのが一般的です。
ただし、一般的なサイズ変更は±2号程度となり、デザインや素材によっては加工が難しい場合もあります。まずは現物を見てもらい、指輪の状態に合った最適な調整方法を提案してもらいましょう。
調整用アイテムを活用する
サイズ直しをせずに使える便利なアイテムもあります。
【リングテープ】
指輪の内側に貼る透明テープで、見た目にほとんど影響がなく、簡単に調整できます。ただし、使っているうちに粘着力が落ちたり、べたつきが出ることがあります。
【リングアジャスター】
シリコン製の調整具で、指輪の内側にはめ込んでサイズを小さくする方法です。肌に優しく繰り返し使えるのがメリットですが、デザインによっては外から見えてしまうこともあります。
指輪を重ね付けする
ゆるい指輪は、ほかのリングと重ね付けすることで落下を防げます。細身のシンプルリングを合わせれば安定感が増し、V字リングなら華やかさもプラスできます。同じ素材を選べば、セット感が出て自然に見えるでしょう。
まとめ
指輪のサイズ選びは、一生に一度のプロポーズを成功させるために欠かせないポイントです。大切なのは、パートナーにぴったり合う指輪を選ぶことです。正確なサイズ測定を意識することが理想ですが、万が一サイズが合わなくても安心して対応できる手段が用意されています。
サプライズで「箱パカ」プロポーズをしたいとお考えの方には、DIAMOND DOT LABの「プロポーズリングサービス」がおすすめです。プロポーズリングサービスでは、プロポーズ専用のリングを選び、専用の箱パカ用ボックスに入れてお渡しします。
さらに、サイズ直しやメンテナンスといったアフターサービスも充実しており、安心して長くご愛用いただけます。指輪の購入を検討中の方は、ぜひお問い合わせください。
