指輪の内径とは?サイズを測る際に知っておきたい知識を解説 DIAMOND DOT LABのブログ。

指輪の基礎知識

指輪の内径とは?サイズを測る際に知っておきたい知識を解説

指輪を選ぶ際には、事前に内径などのサイズを測定しておくことが重要です。ショップでは詳細な測定が可能で正確なサイズが分かりますが、サプライズで贈りたい場合は一緒に行くことができないため、自分で指輪のサイズを測る必要があります。

一生の宝物となる指輪だからこそ、完璧なサイズのものを贈りたいと考える人は多いでしょう。今回は、指輪のサイズに悩む方に向けて、サイズに関する基本的な用語やサイズの測定方法、測定時の注意点などを詳しく解説します。

指輪のサイズに関する基礎知識

指輪のサイズを測る際には、普段聞き慣れない専門用語に触れることがあるでしょう。これらの用語は、ショップやジュエリー情報誌などでもよく見かけます。

指輪がぴったり合うようにするためには、各部位を示す名称などの専門用語を正確に理解しておくことが重要です。

内径とは

円の内側の直径を指輪の内径といいます。内径は指輪のサイズに直結する重要なポイントです。自前の指輪から内径を測る際には、定規やメジャーのうえに指輪を置いて直径を測ることをおすすめします。

内周とは

円の内側の長さを指輪の内周といいます。内径同様、指輪のサイズを測る際に欠かせない部分です。指輪に見立てた紙や糸を使ってセルフ計測する場合、指のいちばん太い関節で測りましょう。

外径とは

円の外側の直径を指輪の外径といいます。指輪のサイズが同じだとしてもデザインの厚みによって外径は変化するため、内径・内周とは区別して計測が必要です。

号数とは

指輪のサイズを表す名称が号数です。指輪の号数をあらわすときは9号、11号といった表記になります。号数の確認には、指輪の内径と内周のふたつが不可欠です。手軽に調べたい場合は、リングゲージを用いるとよいでしょう。

リングゲージとは、指のサイズを計測できる専用アイテムです。サンプルの指輪が1号ごとのサイズでまとまっており、実際に身につけることで号数を正確に確認できます。号数の記載を見ながら付け心地のよいサイズがわかるため、最適なサイズを把握することが可能です。

JCS規格とは

JCS規格とは、ジャパンカスタムサイズの略で、日本独自のサイズ規格として、国内のジュエリーショップで広く普及しています。内径が3分の1mm長くなるにつれて指輪の号数が1号上がる仕組みです。内径が3分の1mm長くなれば、内周も約1mmごとにアップします。

JIS規格とは

JIS規格とは、ジャパン インダストリアル スタンダードの略で、海外とサイズ表記を統一するために設けられた日本独自の規格です。日本では、2002年ごろから使われるようになりました。

国際規格のISOを受けて制定されており、指輪の内周をmmで表記してそのまま号数にするのが特徴です。最小サイズは41号、最大サイズは76号となっています。

JCS規格で1号サイズの指輪は内周40.8mmですが、JIS規格に置き換えるなら小数点を四捨五入するのが基本です。つまり、JCS規格の1号サイズはJIS規格に直すと41号となります。ただし、サイズが15号以上になる場合は計算方法が異なるため要注意です。

日本の規格に多く触れていると戸惑うかもしれませんが、内周がそのまま号数になるシンプルな規格なので慣れれば分かりやすいでしょう。

指輪のサイズ表

一般的な指輪のサイズ表は、号数・内径・内周・国際規格を一覧にまとめた形式です。このサイズ表はあくまで目安ですが、購入前にデザインを確認できたり、候補の指輪を絞りやすくなるなどのメリットがあります。

また、9号〜11号は女性の左手薬指の平均サイズです。そのため、ジュエリーショップではこのサイズのサンプルがよく展示されています。同じ号数でも指輪がきつく感じたり、逆にゆとりがあったりする場合がありますが、これはリングの幅が原因であることが多いです。

たとえば、リング幅が広いデザインの指輪は通常のサイズよりタイトに感じるため、0.5〜1号上のサイズを選ぶとよいでしょう。

さらに、アメリカやイギリスのサイズ表記にも注意が必要です。アメリカではインチを単位として使い、イギリスではCが日本の1号サイズを指し、アルファベットの順番でサイズが上がっていきます。外国のサイズ表記を参考にする際は注意してください。

正確にサイズを測るためには、さまざまなデザインの指輪を試着することも効果的です。DIAMOND DOT LABでは、期間を問わず無償でサイズ直しを実施するアフターサービスがあるため、安心して指輪を使用できます。

指輪のサイズを測る際の注意点

指輪のサイズを正確に測るには、内径、内周、外形といった部分を細かく測ることが基本です。しかし、それだけでなく、測る人の体調や測る場所の状況、指輪の形状なども考慮することが重要です。

指のサイズは、ちょっとしたことで変わりやすいため、できるだけ安定した状態で測ることをおすすめします。

体調や時間・季節で指のサイズが変わる

指のサイズはいつも同じではありません。とくにむくみには注意が必要です。人間の体はほとんど水分でできているため、体調の変化などでむくみが発生します。

たとえば、気温が高い夏や日中は血管が膨張し、水分を多く取るためむくみやすくなります。逆に、気温が低い冬や夕方、深夜は新陳代謝が低下するためむくみやすくなりますが、寒さで血管が収縮し、指輪が抜けやすく感じることもあります。

また、飲酒の翌日や妊娠中も体がむくみやすくなりますので注意しましょう。

婚約指輪や結婚指輪など、常に身につける指輪を購入する場合は、指のサイズが変化する状況を考慮することが重要です。むくんだ指は1〜2号ほどサイズが変わることもあるため、指をすっきりさせた状態で計測するようにしてください。

デザインや幅・厚みでつけ心地が変わる

指輪のデザインや幅、厚みは、つけ心地に大きく影響します。幅が広いデザインの指輪は、指の脂肪が動きにくくなるため、幅が狭い指輪よりも大きめのサイズが必要になることがあります。ただし、フリーサイズの指輪であれば例外です。

指輪の内側部分も重要で、これを「指なじみ」と言います。内側が滑らかなデザインの指輪は、フィット感がよくなります。

つけ心地を確かめるためには、希望するデザインの指輪を実際に着用するのが最適ですが、同じデザインの指輪がない場合は、似たようなデザインの指輪を扱っているショップで試着してみるとよいでしょう。

ブランドのサイズ展開を確認する

指輪のサイズは、すべてのブランドで統一されているわけではありません。とくにショップではなく、自分で指のサイズを計測した場合は要注意です。

たとえば、自分のサイズをサイズ表で11号と判断しても、別のブランドでは10号などの別のサイズになっているケースもあり得るのです。

同じブランドのなかでも、コレクションやシリーズによってサイズ展開を変えている可能性もあります。紙や糸などを使ってセルフで計測するときは、事前に希望するブランドのサイズ展開を確認しましょう。

こちらの記事では、結婚指輪と婚約指輪の違いについて解説しています。購入する際のチェック項目も取り上げているため、ぜひあわせてご覧ください。

まとめ

指輪をもらうシチュエーションに憧れを抱く人は多く、贈る立場としても最高の演出を心がけたいものです。とくに結婚指輪や婚約指輪などの大切な指輪の場合、むくみなどの事情をふまえながらピッタリのサイズが正しく測れるよう計測しましょう。

DIAMOND DOT LABでは、指輪でのプロポーズにこだわりたい気持ちに寄り添ったプロポーズリングサービスを提案します。贈りたいお相手の指輪のサイズはもちろん、好みのデザインや準備期間といった悩みを解消するサービスです。

相手の指のサイズがわからない方や、好きなデザインがわからない方、またプロポーズまでに時間がない方は、ぜひご利用ください。

また、当店のラボグロウンダイヤモンドは天然ダイヤモンドと同等の美しさと特性を誇りながらも地球に優しく、手頃な価格になっています。特別な指輪をプレゼントするなら、ぜひ一新堂をご利用ください。